アルパカについて

 

   毛刈り

毎年6 月頃になるとアルパカの毛刈りが順次始まります。
生後2 年前後より刈り取られたアルパカの毛の中で繊維が22~ 23ミクロンのものがベビーアルパカ部位となります。
1 頭のフリースより約10%しか取れないので、品質は高く大変貴重です。
1 回の採毛量はやく3 ㎏で、部位別では首の周りの毛が一番価値が高く、次に背中・脇・脚と
地面に近くなるにつれ繊度が太くなってきますので価値が下がっていきます。




   集荷

各地で採取されたアルパカの原毛が工場に運び込まれます。
刈られたままの状態の毛には、ゴミや不純物が多く含まれています。




   選別

アルパカは育つ環境、種類、子どもか大人かの違いで太さや、長さ、不純物の混入など千差万別。
袋につめられたアルパカの毛を、熟練した人間の目で選別していきます。
人手に頼る地味な作業ですが、極めて重要な工程です。
中でも黒色の毛は最も希少価値が高く、高値で取引されます。



DSC00330

 

   洗毛

太さ、長さ、品質などで区別されたアルパカの毛はグループごとに石鹸とソーダで洗われます。
アルパカの毛に含まれる脂と土砂を取り除く工程です。
洗いと脱水を繰り返し、最後に乾燥して大小のふっくらとしたかたまりができます。




 

   カーディング

洗いあがったアルパカの毛を、表面に針を植えた大小数多くのローラーを組み合わせた機械
( カード機) に通して、繊維を1 本1 本にほぐします。
ローラー上にできた薄い毛の膜を束ねて、スライバーをつくります。




 

   コーミング・ギリング

カーディングでできあがったスライバーを回転する櫛状の針で短繊維、ネップ、夾雑物を取り除き配列度
( 調合度合い) 及び繊維の並行度を高める工程をコーミングと言います。
この後に何本か組み合わせて引き延ばしていくギリングを繰り返し、繊維の平行度を徐々に高めていきます。
これを巻き上げた状態のものをトップスライバーといいます。この状態で染色するのが「トップ染め」です。




 

   紡績

紡績トップスライバーをドラフト(引き伸ばす) し、箸の太さほどになったものを
精紡機にて、所定の太さにし、加撚して単糸になります。
トライスピン(意匠糸)
浮き糸、芯糸、押え糸の3本( トライ) からなる紡績意匠精紡機です
ループを起毛すればタムタムヤーンになり、またスラブ、ノットも出来るのであらゆるコンビネーション糸が出来ます。
boushoku_img02
boushoku_img01

   染色

染色にはトップの状態で染色する「トップ染め」と、糸になってから染める「糸染め」があります。
トップ染め: 数色の色から構成されるため、大きなロットが要求されます。深みのある色合いが得られます。
チーズ染め(糸染め) : プラスチックボビンに巻かれた状態(チーズ) のまま染色します。
かせ染め(糸染め) : テンションのかからないリラックスした状態で染めるため 糸本来の風合いが生かされます。

senshoku_img01

DSC00491

 

   ニット

ミャンマー工場でニットを編み立てる